本日、エヴァとナデシコの劇場版DVDを所有していることが判明しました。
いやびっくり。いつ買ったんだろう?
ナデシコのほうは初回限定版みたいだし。それはさておき、見た記憶がぜんぜんありません。というかラピス・ラズリはどう見ても化け物です。
エヴァのほうも見たような見てないような。弦楽四重奏は記憶にあるんですが、本当に見たんだろうかDEATHとか、最後の魂のルフランのところしか記憶にないぞREBIRTHとか、AirはREBIRTHとごっちゃだしまごころを、君には半分くらい見覚えのないシーンで構成されてるし。
……見たけど忘れてただけなんだろうなあ……。
それはそれとして。
なぜ今ごろ発覚したかというと、エヴァのDVDを見ていて発見したんですね。
しかし、4巻が未開封だったのが謎です。
いや、それはそれとして。
なぜ今ごろエヴァのDVDを見ていたかというと。
ここ4ヶ月ほど、他のことをほとんど放り出してファンフィクション、いわゆるSSを読みふけっていました。最初はナデシコ主体で、それ以降はエヴァ主体で。本に換算したら優に100冊分以上は読んだんじゃないかと思いますが。
逆行ものを集中して読んでいた時期にはうんざりしました。どれもこれも赤い海から始まるので。赤い海赤い海これも赤い海ランダムジャンプ赤い海赤い海また赤い海かよはいはい赤い海赤い海といった感じで。典型的な逆行もののフォーマットは以下のとおりです。
赤い海に取り残されて絶望したり決意を固めたりしたシンジが、綾波に会ったり会わなかったりして特殊な力を手に入れたり入れなかったりした上で第三使徒の時点に逆行し、無茶苦茶をやったり救いのない状況に追い込まれたりし、クライマックス直前で連載が中断する。
……。
いや本当、中断している作品が多いこと。最終的なカタルシスを得るためにシンジを悲惨な状況に追い込む作者は多いのですが、追い込んでおいてあまりの暗さに嫌気が差すのか、追い込みすぎて本当に救う手段がなくなってしまうのか、とにかく一番悲惨な状況で中断されるケースが目立ちます。おかげでネット上には悲惨な状態で放置されたシンちゃんがいっぱい。
第一部序章プロローグで中断、みたいな作品も山ほどありますが、まあこれはどうでもよろしい。構想だけは壮大なんだけど、実際書いてみたら予想以上に大変で放り出してしまったんでしょう。それにしたって第一部序章プロローグで投げるのはあまりに根性なさすぎですが。
最近はへっぽこなアスカがシンジとべたべたしまくって周囲のものを精神汚染に陥れるようなLASものを好んで読んでいます。本当はアスカはあんまり好きじゃないんですけど。しかしこういうシチュエーションはレイじゃ無理なんですよね。レイにやらせるとへっぽこというよりヘボというか電波というか人外というか、何か別物になってしまいます。だいたいレイをレイらしく書くのは難しいし。アスカだってちゃんと書けていないケースは多いですが(単なるツンデレになってしまっているとか)、レイよりはましです。
それはそれとして。
まあそんな感じで大量にSSを読んだ結果、原作がわからなくなってしまったのでDVDを見直すことにしたわけです(やっと話が戻ってきた)。
そうしたら、序盤のミサトは妙にかわいらしい声だし、リツコは異様に優しい雰囲気だし、アスカは子供だし、レイはリナが静かに話しているようにしか聞こえないし。最後のほう(ここが印象に残っていたわけですが)の誰もが壊れまくり開き直りまくっているのとはずいぶん違います。
それはそれとして。(いいのか?)
DVD、画質悪すぎ。絵はがたがた揺れるしテロップは目がおかしくなったかと思うくらいボケてるし。
とは言え、いまさらリマスター版を買いなおす気にもなれません。エヴァはLDも買ったし、さすがに同じものを3つも買うのはバカっぽいというかなんというか……。
全部見ると12時間にもなる代物を見直す気力はあと5年くらいは出ないだろうし。
さて。